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EBSCO eBooks™ におけるアクセシビリティ向上の取り組みについて

公開日 10-10-2019 カテゴリ

弊社は、あらゆるお客様が不自由なく、快適に弊社製品・サービスをご利用頂けるよう努めておりますが、その中でもアクセシビリティは、あらゆる製品開発を行う上で考慮するべき、重要な事項だと認識しています。
弊社のアクセシビリティの確保および向上に関する取り組みのご紹介、2回目となる本稿では、弊社の電子書籍における取り組みに焦点を当ててご紹介してまいります。

EBSCOをはじめとする電子書籍のアグリゲータは、アクセシビリティに関する課題ーーどのようにして、全てのユーザーに電子書籍のトップページから目次、全文を開いて読むまでのあらゆるアクセスを保証するのかーーに直面しています。

弊社ではWCAG 2.0ガイドラインの適合レベルAA(最高レベル)に準拠する為、定期的なフィードバックを求めています。Interactive Accessibilityによるプラットフォームのアクセシビリティ監査を要請すると共に、Big 10 Academic Allianceのような団体と協力して課題となる領域を特定します。

私どもは長年、これらの監査やレビューで報告された最も重要な問題の解決に取り組んできましたが、常にこのアプローチと「真にユーザーの為になる機能改善は何か?」という考慮事項のバランスをとるように努めています。
監査で挙がった項目をパンチ・リストのように処理することは魅力的で、最終的な成果は「紙の上では」​​アクセスしやすいものになるかもしれませんが、例えばスクリーンリーダーを使用するようなユーザーにとっては、相応しくない場合があります。

全体的な電子書籍の使いやすさを考慮した場合、2つの主要なコンポーネント――EBSCO eBook のWeb サイト(またはプラットフォーム)と、この Web サイトを通じて私たちが運用・提供する電子書籍コンテンツへ必ずアクセスできるようにする必要があります。
弊社のWebサイトのアクセシビリティは弊社側で完全に制御できますが、運用するコンテンツのアクセシビリティはEBSCOと出版社の協力なくしては確保できません。よって弊社では、この2つのトラックに沿って電子書籍のアクセシビリティ向上に努めています。

エンドユーザーが適切なアクセシビリティソフトウェアを用いてもEBSCO eBooksにアクセスできない場合、弊社ではリクエストに応じて修正ファイルを提供していますが、即時対応が難しい為に、結局学習・研究が中断してしまいます。
さらに重要なのは、このプロセスにおいて、エンドユーザーはアクセシビリティの必要がない――プラットフォームから離れることなく、リアルタイムで情報にアクセスできるその他のユーザーとは異なる方法で目標を達成することが求められることです。

根本から問題に取り組むべく、弊社は提携している電子書籍の出版社やリーダー企業と協力して、アクセシブルな電子書籍ファイルを作成する上で最善のプラクティスを確立し、EBSCOと出版社双方のユーザーのニーズを満たす取り組みを行っています。
また、アクセシブルなコンテンツの作成に長けた人々と、電子書籍のアクセス性に関する議論を通じて、「本質的にアクセシブルなファイルフォーマットは何か」、「よりスムーズに読書できるようdiv や span のようにセマンティックでないタグの過剰な使用を避け、セマンティックなタグをどう運用するか」という点について提案をまとめました。
EBSCOと出版社は(可能なら)EPUBファイルを提出するのが最善であるということで合意しています。HTMLはPDFよりアクセスしやすいからです。またPDFとEPUBの両形式で一貫したページ番号を使用することを推奨しています。これによりユーザーは電子書籍の形式にかかわらず簡単にソースを参照できます。

アクセスしやすい電子書籍にとってもう1つの重要なポイントは、プラットフォームそのものです。弊社ではオンライン電子書籍リーダーのアクセシビリティ改善、特に下記の2点に注力して予算を割きました。

  • 監査によって、また既存のプラットフォーム機能を使用するユーザーによって指摘されたアクセシビリティの課題に対処する
  • アクセシビリティを念頭に置いた新機能の構築

全てのスタッフは、アクセシビリティのニーズが他の案件と同様に重要であることを確かにするため WebAIMDeque 等の主だった業界リソースにアクセスできるよう研修を受け、更にチームはアクセシビリティのガイドラインやコーディングプラクティスについて常に最新の情報を得るよう努めています。
この教育は、スクリーンリーダー・キーボードナビゲーション・拡大機能など、ソフトウェア開発のあらゆる場面で実施されています。

  • žテストに様々なスクリーンリーダーを用いる
  • 適切な色のコントラストが用いられているか見直し、問題のある色の組み合わせは避ける
  • ž デバイスの種類、器用さやモビリティのレベルに適した設計アプローチを行う

弊社では電子書籍全体のアクセシビリティ向上に取り組む中で、日々多くのことを学び、進歩を遂げてきましたが、まだ全てを解決するに至っていないことも認識しています。
そこで弊社は、お客様(ユーザー)が必要とするものについて常に自信を持って取り組めるよう、アクセシビリティを必要とする程度が異なる様々なユーザーとの間に協力関係を構築し、この関係を通じてaccessibility user groupを展開しています。そして、このグループと提携してEBSCO eBooks プラットフォームの改善の影響を評価し、率直なフィードバックを提供すると共に、製品の改善へ活用しています。
更に図書館職員の継続的なコミュニケーションを通じて、アクセシビリティを必要とするユーザーの生の声をヒアリングするとともに、より使いやすい電子書籍を提供できるよう協力して改善に取り組んでいます。また、Jisc のようなグループと共同で出版社とアグリゲーターのためのスタンダードを策定し、図書館員が同じ条件でお互いの提供したものを測定できるようにしていきます。

私たちは、EBSCO eBooksのアクセシビリティ向上のため、このようなパートナーシップを引き続き継続していきたいと考えています。

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