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新型コロナウイルス (2019-nCoV)に関する情報をまとめました

公開日 04-02-2020 カテゴリ

国内でも連日報道されている通り、新型コロナウイルスの感染と広がりは、世界中で大きな混乱を招いています
DynaMed では“2019-nCoV” 単独のトピックを作成するとともに、日々情報の更新を行っていますが、この度、本疾患の世界的な影響を鑑み、当該トピックの全文を無料で開放しました。

また、同ウイルスについて、世界の医療従事者が知っておくべきことを下記の通りまとめました。(原記事:What Physicians Around the World Should Know About Novel Coronavirus (2019-nCoV), Vito Iacoviello, MD & Heather D. Marshall, PhD, January 24, 2020)

昨年12月末、中国の武漢市における原因不明の肺炎患者クラスターの存在が、中国国家衛生当局から世界保健機構(WHO)に報告されました。重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、インフルエンザ、およびその他一般的な呼吸器病原体に関する一次検査が行われましたが、全て陰性という結果でした。

2020年1月7日、現在”新型コロナウイルス(2019-nCoV)”として知られているウイルスの株が患者サンプルから分離され、診断キットの開発の為遺伝子配列が共有されました。

コロナウイルスは、RNAウイルスに分類され、哺乳類や鳥類に感染して様々な病気を引き起こします。
人では風邪の主要な原因であり、肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)など、より重度の呼吸器感染症を引き起こすこともあります。ウイルスに感染すると、一般的には、呼吸器症状、発熱、咳、息切れ、呼吸困難などの症状を呈します。なお、特定の抗ウイルス治療薬は存在していません。

武漢市側の調査によれば、野生動物を販売する大規模な海鮮市場から2019-nCoVが検出されました。おそらく人-動物間での伝播(スピルオーバー)を起こしたと推察されていますが、現時点での感染源は不明です(コウモリかヘビではないかという仮説が立てられています)。
SARS-CoVはジャコウネコ、MERS-CoVはラクダからウイルスが伝播し、大流行したと考えられています。当初、2019-nCoVは、ヒトからヒトへの感染は起こらないと考えられていましたが、医療従事者を含め症例が広がっていることから見て、ヒトからヒトへの感染が起こりうることを示しています。感染の程度は不明ですが、感染者との濃厚接触による感染が考えられます。

新型コロナウイルスに関連した肺炎は、現在進行形で全世界的な広がりを見せています。感染者が確認された国、および各国における患者/死者数等は、原記事にて随時アップデートされていますのでご参照下さいませ。

WHOでは、2019-nCoV検査を行うタイミングについて、医療専門家向けに暫定ガイダンスを公開しています。それによると、以下のいずれかにあてはまる場合には、検査機関におけるPCR検査等が推奨されます(検査可能な機関については厚生労働省など、現地の保健衛生機関が公表している情報を参照してください):

・ 病因が不明だが、入院が必要な発熱や咳などの重度の急性呼吸器感染症を呈していて、かつ以下の条件に当てはまる:

  • 発症から遡って14日以内に中国湖北省武漢市への渡航または居住歴がある
  • 重症急性呼吸器感染症の患者のケアを行う環境下にある医療従事者で、症状を発症している

・発症から遡って14日以内に以下のばく露(exposure)があり、かつ急性呼吸器疾患の症状を呈しているもの(症状の程度は問わない):

  • 2019-nCoV感染症の確定例との濃厚接触
  • 2019-nCoV感染例が報告されている医療施設での勤務または通院
  • 中国武漢市の動物市場を訪問または勤務

2019-nCoVに関して、約一月で驚くほど多くの情報が収集されたとはいえ、このウイルスについては分からないことも多く、新型肺炎を取り巻く状況については、刻一刻と変化しています。
DynaMedには医療現場が必要とする、エビデンスに基づいた最新の医療情報が掲載されています。是非、お役立て下さい。

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