DynaMed

次世代型の臨床診療サポート

DynaMed は、臨床医の皆様が日々の診療・治療を行う中で生じた疑問の解決をサポートするツールです。 収録コンテンツはいずれも世界の第一線で活躍する医師および専門家らによって執筆されており、彼らは様々なエビデンスを統合すると共に、客観的で透明性が高く、また詳細な分析/ガイダンスを提供し、臨床現場における意思決定プロセスをサポートいたします。

DynaMed は、1995年、現場の医療従事者に最も有用な情報を提供することを目的に、Brian S. Alper 医師（MD, MSPH, FAAFP)によって開発されました。 現在、DynaMed は世界各国の病院・医療機関において臨床現場の意思決定サポートツールとしてご利用頂いています。

精度の高い検索

DynaMed には、エンドユーザーの情報ニーズと最も関連性の高い結果を提供する、優れた検索テクノロジーが採用されています。 また検索語のオートサジェスト、検索結果から該当セクションのダイレクト表示（direct-to-section）機能等の補助機能に加え、関連する画像や医療計算機へのスムーズなアクセスなど、情報検索を強力にサポートする構成になっています。

概要・推奨事項（Recommendations）

DynaMed のトピックには、トピックの概要（Overview）と、最新のエビデンスに基づく推奨事項（Recommendations）が含まれています。 また、各 recommendation の裏付けとなるエビデンスの質は、GRADE システムによって分かりやすく評価されています。

専門領域

DynaMed は緊急医療、病院医療、小児科、外科などを含む28の専門領域（診療科）をカバーしています。 コンテンツは、世界でもトップクラスの医療機関に所属している専門家によって執筆されており、 病名（症例名）からだけでなく、特定の診療科目からのトピック検索も可能です。

医療計算機

DynaMed は、臨床重症度のスコア付や、一般的な臨床処方の計算を容易にする様々な医療計算機を備えています。 それぞれのデータは読みやすい形式で表示され、診療の効率性を高めます。

薬剤関連コンテンツ

Micromedex^® のエビデンスに基づいたコンテンツは簡潔、かつ出典・参照情報を明示した短い段落に情報がまとめられており、求める時にすぐに答えが得られるよう工夫されています。

モバイルアプリケーション

専用のアプリをダウンロードして頂くことで、お手持ちの携帯端末からいつでも/どこでも必要な情報を参照することができます。 利用者はアプリからお気に入りのトピックをブックマークしたり、メモを付与したり、トピックをメールで送信したりすることができます。

DynaMed のアプリは、標準の契約内容に無料で含まれており、iOS および Android OS 搭載の端末に対応しています。

医療グラフィックス・画像

DynaMed には、American College of Physicians（ACP）提供の医療画像が収録されています。 画像はいずれも画像単独での検索が可能で、更に関連する疾病トピックと紐付けられているため、臨床医が診療上の疑問を解消し、より正確な診断を下すのに役立ちます。

日々の診療に対する信頼を確保

日々の診療/治療の質を向上させる為には、信頼のおける医療情報を用いることが重要です。DynaMed に収録されている全てのトピックはエビデンスに基づく7段階の体系的編集ステップ、膨大な医学文献のサーベイランスを経たもので、エビデンスを補完し、明確にする臨床的専門知識を下敷きに執筆されています。

その為、安心して、自身の診療・治療プロセスに反映して頂けるようになっています。

日々の診療を効率化

臨床の現場では、疑問の解消や、その為の情報検索に時間をかけていられないケースも多くあります。 DynaMed は直感的に利用できるユーザーインターフェイスを備えており、優れた検索テクノロジーで適切なコンテンツを素早く識別し、検索結果として提示します。  

トピックは要点、ターゲットを絞った概要、および明確に定義された recommendation が読みやすい形でレイアウトされており、必要としている内容に最大限効率的にアクセスすることが可能です。

カスタマイズ機能

カスタマイズ機能が強化され、エンドユーザー個々人の診療科目や好みに沿った環境設定が可能になりました。 トップページからは検索を行うだけでなく、直近の診療アップデート（practice-changing updates）の表示や、自身の専門領域（診療科）に関する情報を素早く参照することが可能です。

また、エンドユーザーが複数の医療機関・組織に所属している場合でも、機関・組織が DynaMed を契約してさえいれば、どの機関・組織でも同一の設定を引き継いで利用を続けて頂けます。

いつでもどこでもアクセス可能

DynaMed のようなリファレンスツール・診療サポートツールが現場で十全の価値を発揮するには、現場のワークフローに溶け込む必要があります。DynaMed は多忙な医師のニーズに応える機能性を備えています。 例えば、各種スマートフォン、およびタブレット等の携帯端末で利用できる専用のアプリや、シングルサインオン（SSO）機能で、外出先からのアクセスも容易です。

医学教育の強化

私たちは医療教育者と協力の下、医学生や研修医の方たちの学習をサポートします。 学生と研修医は指導教員と一緒に DynaMed のトピックを共同レビューすることで、エビデンスに基づくプロセスを学ぶ機会を得ることが出来ます。

契約形態について

DynaMed は、機関購読/個人購読の二つの契約形態を選択頂けます。 機関購読を選択頂いた場合、その病院/機関に所属する全てのユーザーは病院/機関内のインターネット、またはモバイルアプリケーションを介して製品にアクセスすることができるようになります。

または臨床医・研究者・学生個人でのご契約（個人購読）も可能です。個人購読であっても、機関購読と変わらない機能をご利用頂けます。詳細はこちらから：https://www.ebsco.com/ja-jp/blogs/ebscopost/ozhirase-dynamed-gerengoudu…
購読をご希望のお客様は、機関/個人共に、一度弊社までご連絡下さい。追って詳細をご案内させて頂きます。
EBSCO Information Service Japan(株)　医療部門
TEL：03-4540-7169
MAIL：jp-medical@ebsco.com

電子カルテとの統合

DynaMed は米国で使用されている大部分の電子カルテシステムとの統合に対応しています。EHR との統合にあたっては、HL7 Infobutton AP Iまたはフル API を介した DynaMed へのリンクの埋め込み、検索ボックスウィジェットの追加に対応します。

モバイルアプリケーション

専用のアプリをダウンロードして頂くことで、お手持ちの携帯端末からいつでも/どこでも必要な情報を参照することができます。 利用者はアプリからお気に入りのブックマーク、メモの作成、電子メールによるトピックの送信が可能です。

DynaMed のアプリは、標準の契約内容に無料で含まれており、iOS および Android OS 搭載の端末に対応しています。

リモートアクセス

エンドユーザーは個人アカウントを作成することで、所属する病院・機関のネットワークの外からでも DynaMed にアクセスすることができます。 また個人アカウントを作成することで、複数の医療機関・組織に所属している場合や異動があっても、DynaMed を導入頂いている機関間であれば、これまでと同じ設定を引き継いで使い続けることができます。

シングルサインオン

DynaMed はシームレスなシングルサインオン（SSO）を提供し、パスワードを入力する煩わしさを解消します。

編集者・コントリビューター

DynaMed の編集チームは、世界的に著名な医療情報学者や、様々な臨床分野の専門家、および方法論の専門家で構成されています。
彼らは、臨床の現場で最も有用なエビデンスの提供に大きく貢献しています。

エビデンスに基づいたコンテンツ

DynaMed が採用しているエビデンスに基づく方法論は、臨床上の意思決定を支援する為の最も有用な情報を提供する上で最良の手法に基づいています。 トピックは下記のエビデンスに基づいたステップを経て執筆されています：

• エビデンスの『検証』

• 最も有意義なエビデンスの『選択』

• 有用性を『臨床的に評価』

• 内容を『客観的に評価』

• 複数のエビデンスを『統合』

• 統合的な『結論の付与』

• 『毎日更新』

エビデンスレベル

DynaMed のトピックにはエビデンスレベル（信頼度）が付与されており、エンドユーザーはそのトピックが最も有用な情報かどうか素早く判断することができます。
エビデンスレベルは、以下の３つに分類されます：

レベル1（Likely Reliable Evidence）：患者志向の試験結果に基づく、最も信頼のおける情報であることを示しています。 最低80%以上を検証したランダム化比較試験（RCT）、術後患者のコホート研究、編集チームによるレベル1基準の系統的な検証を行い、基準を満たすことで、その情報がそれら試験結果を満足し、信頼度の高さが証明されたことを意味します。

レベル2（Mid-Level Evidence)： 患者志向の試験結果・科学的手法に基づくものの、研究結果がレベル1基準を満たさないものです。ランダム化比較試験（検証追跡率80%以下）、無作為（ランダム化）でない比較研究、適切な基準の無い診断学的研究である場合などを示します。

レベル3（Lacking Direct Evidence)：患者志向の試験結果、科学的手法に基づかない研究結果であるもの。症例報告、専門医の意見、科学的手法によらない、憶測・推定による結論付けをするものなどが含まれます。

情報源（ソース）

DynaMed の編集者は、学術誌・ジャーナルレビューサービス・システマティックレビューコレクション・ガイドラインコレクション・医薬品情報・その他の関連情報源を体系的にモニタリングしています。

利益相反ポリシー

DynaMed は、利用者の方に高品質で、適切かつ実用的な情報を提供することをお約束します。 私たちはエビデンスに基づいた方法論と価値観を維持するために、コンテンツに商業的利益がないことを重要視しています。